第九回
小島千絵子・鼓童(舞踊・太鼓)
Chieko Kojima・KODO(Contemporary Folk−KODO)
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私が小島千絵子さんを、知ったのはもう10年くらいになるだろうか。鼓童のコンサート会場で買ったビデオで観た古代ギリシアの円形劇場をソロで踊る姿。淀まない、流れるような動きの見事さと表現している世界観に圧倒されたのが始め。ご縁というものは不思議なもので私が小島さんの衣装デザインをさせていただいたり、私のパフォーマンスに参加していただいたりと交流がつづいている。いつまでも(乙女のようなというか、童女のようなというか)全身バネでできているようで、踊り始めると止まらない、踊りながらさらにエネルギーを吸収し、増幅していく様子は、まさに「踊るために」生まれたような人。所作も舞台に上がると別人のように変化していく。素朴さと典雅さが同居した人。男、和太鼓集団の印象の強い鼓童での「舞い」はなかなかその存在が薄かったが、「舞うこと」が小島さんを救い、時に祈りになったとも思う。これからは振付家として、その独特の世界をさらに広げていき、私たちに披露して欲しいと願う。
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写真:青蓮
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