プロローグ:東雲の色
地球(松田美緒)が歌う祈りに応え、太陽(中西貴子)月(吉川彩)、暁の希望を手にした風(南拓哉)に迎えれた時間(小島千絵子)が登場し、これから始まる[世界]に捧げるパフォーマンスを祝福していきます。


シーン1:暗い道と明るい道
人生の途上で道に迷うダンテ(河内大和)を天界より降りてきたベアトリーチェ(三嶋昭子)は冥界を見せることで 生命の源を教えようとする。
地獄の暴風の中でも抱きあうパオロ(榎本心)とフランチェスカ(竹野綾)の姿に愛の強さを教える。

シーン2:ゆるやかな幸福
言葉の象徴(人村朱美)はネイティヴ アメリカンの詩を朗読して生と死がもたらすある種の安息と幸福を教える。

シーン3:降り立つ西洋と東洋
東洋的な衣装を着たダンス(榎本心)、音楽(中嶋真)、演劇(河内大和)の象徴と西洋(樋口裕子)が登場し、価値観の違っていた過去から、一つの空間を共有することで世界が一つになっていくことを表現する。


シーン4:海の誓いと祈り〜1
歌(松田美緒)とピアノ(黒京子)が登場して、海にまつわる2曲を演奏。2曲目はファドを歌い、ダンス(今中友子)はその悲しみを表現している。海はと同時に涙にも擬せられるから。


シーン4:海の誓いと祈り〜2
女人往生の説話としてしられる義湘と蓮妙のエピソードを蓮妙(小島千絵子)とピアノ(黒田京子)との完全即興で綴っていきながら、利己的な愛から、利他的愛へと昇華していく普遍的愛の覚醒がテーマ。

シーン5:おおいなる伽藍にて
芸術の神アポロンに仕えるミューズたちと哲学、命の3つの力が人間性の復活を讃える歓びの伽藍。


シーン6:光
光の象徴(今中友子)が念仏踊りを踊った後、太鼓(中嶋真)の音と絡みながら不思議な光の世界を見せるのは、新しい世界への渇望ともいえる。


シーン7:未来の風
「若さ」の象徴(南拓哉)が朗読する中空一作(船出)という詩で、新しい時代への希望、期待を呼び込む。

シーン8:月の幸福と感謝
ダンテが月天で出会うピッカルダ・ドナーティ(吉川彩)と皇妃コンスタンツェ(中西貴子)は、恩寵と謙遜のショールを纏い、傲慢によって崩れ去った世界の調和を再び取り戻すのは自らの謙遜の心であると諭す。


エピローグ:ブラフマンの蓮華〜1
ヒンズー教の創造神ブラフマン(三嶋昭子)は新しい世界を意味する蓮華を手にしている。人間性(人村朱美)は「世界」に捧げられた詩(畑中周子作)を唱える。歴史の清算と新しい時代の到来を告げる。

エピローグ:ブラフマンの蓮華〜2
さまざま色彩、素材による多彩なコスチュームを纏ったアーティストたちは生命そのものの象徴。彼らはステージの周りを舞いながら巡っていく。それはまさ20周年記念のパフォーマンスで表現したかった生命の輪舞そのものであった。

