思い出のパフォーマンスから

2010年 美の種プロジェクト ハイライト

 衣装デザイナー時広真吾が、「美」を手段として縁ある街の才能と出会いながら創り上げていく「その町の過去・現在・未来に捧げるパフォーマンス」。このプロジェクトは最低3回続けます。蒔いた種が芽を出し、輪が広がり、その町の人々自身が運営してくれれば、時広の役目は終わります。
 2010年は、時広のライフワークとなる「美の種 プロジェクト」の記念すべき始まりの年。そして、6月は一気に4箇所で催されたのでした。第一回目は「言葉」を中心にした内容。同じテキストが、朗読者によって全く違う世界を感じさせてくれます。ここでは音楽も、ダンスも全て「言葉」の一つとして捉えて表現します。  そのハイライトシーンを御覧に入れます。


 プロジェクト IN 宇部「煙の向こうの太陽と月」
 2010年6月2日
 朗読:藤崎代志子、広島友好 ダンス:石川左来子

 

 

 

 撮影:八雲浄麿



 プロジェクト IN 下関「祈りの海峡を行く 星たちの船」
 2010年6月13日
 朗読:都井朋子、野村忠司 フルート:村田絢子 ハープ:白濱由佳
 能楽師:宮本隆吉、中野昭夫、田中岱三、岩本吉一

 

 



 プロジェク IN 京都「生命の樹とパッション」
 2010年6月26日
 朗読:人村朱美 ダンス:今中友子、榎本心

 

 

 撮影:八雲浄麿



 プロジェクト IN 敦賀「薔薇色の夕暮れと光の未来」
 2010年6月30日
 朗読:人村朱美 声楽:野原広子 打ち物:森内文夫

 

 

 

 撮影:八雲浄麿



 特別展示 舞台衣装展
 「故郷へのこころ」 山口県・宇部

 撮影:八雲浄麿
 朗読に使用したテキスト
 創詩集「遠望」 中空一作
 「若者と父親の旅」「つり糸と赤い実」 高見亮子作(プロジェクト「結」への書き下ろし)
 「イデア」 畑中周子作

 

 「美の種のプロジェクトをやってみたいと思っているのだけれど・・・」という時広の提案に直ぐに応えてくれた4つの町。「うちの町は無理」「人が来ない、難しい」と断られたもしました。私は単純に、「やってみよう」、「やってみたい」と気持ちがあるかないかだと思っています。パフォーマーだけでなく、裏方の多くのスタッフに支えられて蒔かれた4っつの種は、その町らしい様相で次の段階に入ろうとしています。 そして、また、新しい種を美の種を蒔く町が登場してきています。自分が生まれ、育ち生きている町を愛する。そのためにはもっと自分の町を知ってほしい。衣装デザイナー時広は自分らしいやり方で、きっかけを作っていこうとしています。
 結局、人間が好きなんですね。今も、縁あって会場に来てくださった方たちの温かい拍手が忘れられません。